saradaのブログ

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学業の成績の個人差は、遺伝の影響が50%。「なぜヒトは学ぶのか」を読んで恐怖を感じたこと

学業成績の個人差は、

遺伝の影響が50%。

それが現実だ。

 

それでもあなたに必要な学習は必ず見つかる。

あなたが「勉強する意味」を、

生物学の視点から語ります。

 

衝撃的なタイトルでしょ?

 

まぁ、なんとなくわかっていましたよ。

頭がいい親からは頭のいい子ができるもんね。

 

でもね、わからないのはどうしてうちの娘はあんなに覚えが悪いのかなぁ~?ってこと。

 

あれ?もしかして私の遺伝子の影響なの...

って気づかされた本でした( ゚Д゚)

 

いや、ほんと自分の事は棚にあげちゃうもんですね...。

 

 

教育と遺伝 残酷な事実!

 

本の冒頭から残酷な事実のオンパレードです。

 

学業の成績を例にみると

・遺伝の影響は 50%

・家庭環境の違いの影響 30%

・先生の教え方や本人の努力の影響 大きく見積もって20%

 

学習本人ではどうしようもできない「遺伝要因」と「家庭環境」で学業成績の80%が決まるんです。

 

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行動遺伝学のエビデンスより

 

 

それなのに

教育の世界では、「学力の個人差は遺伝による」ということはタブー!先生も行政も「それを言っちゃあおしまいよ」ってことでお口チャックです。

 

すると

 

成績が悪い → 教え方が悪い または 本人の努力不足 とされてしまう。

 

もう神からのお告げを受け入れましょう...

神からのお告げ

 

成績が悪いのは、あなたが悪いわけではないのです。

遺伝なんですよ、家庭環境も少し関係するよ。

それからね、努力で変わるのはほんの少しだからあなたの努力不足でもない。

 

ね、あなたは悪くない。

 

 

 

なんだか慰められてる気がしない...

むしろ救いがなくて絶望のどん底なんですけどぉ~ 。゚(゚´Д`゚)゚。

 

成績の悪いあなたは「もう勉強なんてしないよ!」

→ 自暴自棄にススム → そんなあなたの正解は答①

 

成績の良いあなたは「勉強しなくても平気じゃん!」

→ 慢心にススム → そんなあなたの正解は答①

 

親や教師は「教育なんて意味ないじゃん!」

→ 絶望感にススム → そんなあなたの正解は答①

 

この3通りの答①はなぜか同じ

 

答え①:

ヒトは生きるための知識を自分一人だけで行う「個体学習」や、

ただ人のふりを真似する「観察学習」だけでは、

十分に学ぶことができない。 

 

現在の子供たちは学校教育を受けていて、

その条件下での学業成績の個人差に及ぼす遺伝と環境の割合を言っているだけ。

遺伝の影響が大きいから、教育を受けなくても勉強しなくても勝手に学力が身につくという意味ではない。

 

神からのお告げ

 

遺伝の頭が良い悪いで理解できる範囲と深さは違ってくるよ。

でもね、できる範囲で物事を理解し、

深く知ろうと続けることであなたの人生の意思決定を可能する。

 

それはあなたの人生を左右する重要なこと。

あなたの人生は知らないうちにこの社会を維持しているんだよ。

 

 

学業の成績を左右する家庭環境

 

学業成績の30%を占めている家庭環境の影響

 

遺伝の影響を受けない「環境」として影響するものは大きく2つ

 

一つ目、

・親の社会的地位

親がどれだけお金持ちで、どれだけ社会的に威信のある職業についているか。

 

著者より

これは本当に身もふたもないですが、残念ながら確かにある。

 

もうヤダ・゜・(PД`q。)・゜・

 

著者より

親の社会的地位は、オールマイティに色々な社会達成(学業成績、学歴、収入、専門性の高い職業につくことなど)に影響を与えています。

そこにはある程度、それを獲得することのできる遺伝的資質も関わってきますが、それを双生児法で統制しても、なおかつ統計的に意味のある程度に影響力を持ってしまっている。

 

だからこそ経済的な不平等を放置してはいけないのです。

 

 

経済的な不平等...

GHQが財閥解体してよかったね

まだまだ解体できそうだね

 

 

二つ目行きましょう

・カオス(CHAOS)...混沌

 

混乱と喧騒と秩序の尺度という検査項目で測られる過程の「混沌っぷり」

 

「我が家はまさに動物園状態だ」

「家ではたいていテレビがつけっぱなしだ」

「自分の家では自分の心の声を聴くことなんてできない」

「我が家はいつも散らかっている」

「親が不規則な生活をしている」

 

はい、これらは学業の成績に悪影響です。

 

著者より

これも経済水準が高いほど、ある程度は混沌さの低い秩序だった環境になるという傾向はあります。

 

(゚Д゚;) またそれか...

 

著者より

しかし経済水準が同じであっても、その中でより混沌とした家庭の子どものほうが学業成績が悪くなてしまいます。

 

 苦しいですが現実を直視したいと思います。

 

 遺伝的素質の見極め

 

①【出来る人】

→どんな学習をすればできるようになるかに自分で考えられる

 

②【やれば出来たのにやらなかったという子】

→ビリギャルタイプ 適切な指導で伸びることが期待

 

③【やってもできなかった子】

→遺伝的素質がなかった

 

「遺伝的素質がない」ことを完全に証明することはできません。

だいたい、②か③で迷いますね。

 

自分はどっちのタイプか判断する方法!

こんな場合は③だよ。

 

プラトー(高原状態)に直面→

スランプに落ち入る→

自分の頂上に達してしまった→

【遺伝的素質の限界】と割り切りましょう。

 

プラトー(高原状態)

学習し続けて → 理解できなくなる → 整理整頓をする → 成長段階に移行する

 

スランプ

いろいろなやり方を工夫して学習→初心者の域を脱した時に経験する伸び悩み

 

 

素質のない人へ、行動遺伝学のささやき①

 

行動遺伝学の知見を知らないときは、どこまでも環境のせいだと自分に言い聞かせて

「可能性にかける」

「努力する」

「継続は力」

「待つ」

「祈る」

「神様、仏様」

数々のお題目を心に唱えがんばってきましたね。

 

「あきらめる」という選択肢を敗北とみなして、

疲れきるまで走り続ける道しか知りませんでしたから。

 

でも、もう大丈夫!

行動遺伝学が「遺伝」の影響を「雄弁に」示したので

 

あなたの努力や祈りが足りなかったからではない、

そういう遺伝的な条件で生まれたかたんだよ。

だから、あきらめてもそれは敗北じゃない!

 

正当な選択肢の一つだよ。

 

 

素質のない人へ、行動遺伝学のささやき②

 

諦めきれないあなたへ

 

努力し、何年もかけて取り組んできた末に「できない」という事実の直面は辛いよね?

 

そんなあなたには権利があるよ。

 

どこまでも希望を失わないで努力し続ける権利。

そのうえで結果を「祈る」「待ち続ける」権利。

そんな強い思いの持ち主は遺伝的才能かもしれないね。

 

なんか意味があるかもよ。

 

 

 勉強は何のためにするのか?

 

著者より 

 

私たちは、この世界での生き方について自分の生き方を全うしたい生き物であり

その知識へと導いてくれるのが学習(勉強)だから学ぶのです。

 

 

 

わかるようでわかりません...( ;∀;)

 

つまり、

 

学校に行くと、

沢山の先生方が、

沢山の教科の知識を、

それぞれ大事だと言って

 

私たちに一生懸命学ばせようとしてくれます。

 

なにしろ国家事業、大真面目です。

 

私たちもその真剣さを感じて、

教えてくれるすべてを学ぼうと、取り組みます。

 

でもね、限界を感じない?

 

そう、それが正解。

 

だって人類が生み出したすべての知識を、一人ひとりに合わせて、

一定の期間内に同じように学習させる...そんなのは絶対に不可能。

 

嫌いな科目、学んでもさっぱりわかるようにならない科目、

劣等感や無力感さえ抱くような科目

 

こんなものをなぜ学ぶ必要があるのかな?

 

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチ

音楽、建築、数学、解剖学、幾何学...様々な分野に功績を残した彼の業績。

 

彼は独特な遺伝的スタイルや素質を持った人。

そしてその彼の知識を本当に理解できるのは独特な遺伝的スタイルや素質を持った人。

 

素質のない人はその人なりに理解し、知識を使うこと。

 

百科全書のような知識の総体に一人で立ち向かうなんてできない。

 

教育を利用して、自分にしかない遺伝スタイルで、

自分を探しながら自分で学んでいく。

 

 それがあなたの人生を作っている。

 

 

ふぅ~!難しいし、衝撃的な内容だった。

 

ちょっと解釈が違ったりするかもしれませんが、

タブーな内容を赤裸々に語った面白い本です。

 

子供が「勉強やだぁ~!」って言ってきたら、

勉強する意味を語ってあげようと思います。